誰にでもできる簡単に催眠状態に誘導する方法・催眠技法『一点凝視法』

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催眠誘導の技法は様々あります。

今回はそのなかでも最も有名で、最も簡単な技法を紹介します。

一点凝視法

人間は一点を集中して見つめていると、自然とトランス状態に移行していきます。

日常生活では、集中してテレビを見ているときなどがそれに該当します。

昔は催眠術師が被験者に催眠をかけるとき、ライターの火を見つめさせることが多かったです。

宗教では信者をトランス状態に誘導するのに、ろうそくの火を活用したりします。

やり方

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催眠は被験者との信頼関係が大切です。

今回はラポール(信頼関係)がある程度構築できていることを前提に話していきます。

催眠に誘導したい相手にどこか一点をみつめてもらう

ライターの火でも、壁に掛かった絵画の額縁でもいいので、どこか一点を見つめてもらいます。

ちなみに光っているものを見つめてもらった方が、催眠への誘導が早くなります。

これは眼球の疲労が、光っているものを見つめた方が早くおこるからです。

わたしは手軽なペンライトを使用することが多いです。

相手の瞬きや目の潤いを、周辺視野で観察

相手をじっくり観察しすぎると、相手が恥ずかしさを感じて一点に集中できなくなってしまいます。

何気なく観察しましょう。

観察したことを、言葉によって相手に伝える

被験者にいま起こっていることを言葉にして伝えていきます。

(例)

「じっと一点を見つめていると、瞬きの回数がしだいに増えていきます」

「パチパチと瞬きを繰り返すたびに、目がだんだんと疲れてきます」

上記のように、実際に起こっていることや、一般的に起こりそうなことを言葉にして伝えましょう。

瞼が重くなることを暗示する

当たり前ですが、じっと一点を見つめていると目が疲れてきて、だんだん目を閉じたくなってきます。

この自然現象を、言葉によって強化してあげます。

これが後の催眠暗示の足がかりとなります。

(例)

「だんだん目が疲れてきて、瞼がおも~くなってきます」

「やがて瞼がおも~くなってきて、目を閉じたくなってくるでしょう」

※ひとによっては瞬きが無くなったり、目がぱっちり開いたままになる方もいます。

その場合は、「一点をじっと見つめていると、目を閉じるのがどんどん難しくなってきます」と変更し、いま起こっていることに暗示をあわせていきます。

暗示のポイント

大切なのは、被験者の反応にあわせて言葉を変えていくことです。

暗示によく反応する人に対しては、「○○になります」と言い切ってもいいです。

わずかに反応する人には、「しだいに○○になるでしょう」と可能性を示唆します。

閉眼の暗示をいれる

催眠を深めるためには、基本的に目を閉じてもらった方がいいので、目が閉じていく暗示を入れます。

なぜ目を閉じてもらうのがいいかと言えば、目を閉じると視覚情報が遮断され、内面イメージに意識を向けやすくなるからです。

(例)

「さらに瞼が重くなり、ますます瞼が閉じていきます」

「目を開けているのがどんどん難しくなります。もう目を開けていられません」

目が閉じたらリラックスしてもらう

一点凝視法は、被験者の意識と目に負担をかけることによって、催眠へと誘導する方法です。

被験者に目を閉じてもらったらリラックスを促す暗示をいれましょう。

集中とリラックスを繰り返すことにより、被暗示性や被催眠性がたかまります。

(例)

「目を閉じると目を中心に、一気にリラックスが顔中に広がります」

「目を閉じると瞼の力がすっかり抜け、くつろぎが広がっていきます」

くつろぎをしばらく味わってもらう

催眠は静かに黙っているのも大切です。

リラックスを促す暗示をいれたら、しばらくの間くつろぎを楽しんでもらいましょう。

(例)

「しばらく私は沈黙しまので、次に私が声をかけるまで、そのくつろぎを自由に楽しんでいてください」

※沈黙することを事前に伝えておくことが大事です。

一点凝視法のまとめ

  • どこか一点を見てもらう
  • 相手の反応を観察する
  • 観察したことを伝える
  • 瞼が重くなる暗示を入れる
  • 目が完全に閉じる暗示を入れる
  • くつろぎの暗示を入れる
  • しばらくくつろいでもらう

以上が一点凝視法の基本的なやり方です。

ポイントは、観察したことを言葉と連動させることです。

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