えっ!それだけで催眠に入れられるの?『カウント法』

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古典催眠でよく使われる催眠技法のひとつ、カウント法(カウントダウン法)をご紹介します。

カウント法とは

カウント法は数を数えることにより、被験者を催眠状態へ誘導するものです。

私たち人間の意識は、数を数えていると変性意識(トランス)へ移行しやすくなります。

古典的な「羊が一匹、羊が二匹」も一種のカウント法なのでしょう。

用途としては、催眠を深める「深化法」としておもに使います。

カウント法のやり方

まず被験者に椅子に座ってもらいます。(仰臥でもかまいません)

次に一点凝視法などを使って閉眼してもらいます。

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その後、被験者の状態にあわせて数をカウントしていきます。

実際の誘導文

いまから数を1から10まで数を逆に数えていきます。

最後まで数え終わると、意識がとても心地の良くリラックスするでしょう。

10,9,8,体の力がさらに抜けていきます。

7,6,5,頭がますますボーッとしてきます。

4・・・3・・・ふか~いくつろいだ状態に入っていきます。

2・・・1、いま意識がとても平和で安らいだ状態です。

しばらくこの心地よさを味わいましょう。

以上は一例です。細かな文言は変えて構いません。

有名なカウントダウン法

ふたつほど、催眠誘導でよくつかわれるカウントダウン法を紹介します。

エレベータの降下

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エレベーターの階数をカウントするカウントダウン法です。

いまあなたは、20階建てのビルの屋上にいます。

その屋上にはエレベーターが備え付けられていて、今ちょうど到着したところです。

あなたはエレベーターに近づき、下行きのボタンを押します。

エレベーターのドアが開き、あなたは中へと入っていきます。

なかに入ると、エレベーターには1から20までのボタンがあることに気づきます。

あなたは1と書かれたボタンを押します。

ボタンを押すとエレベーターのドアは閉まり、ガタンとわずかに揺れた後、下へと降りはじめました。

19階、18階、17階、下へ下へと降りていきます。

16階、15階、14階、エレベーターが下へと降りれば降りるほど、あなたの心は落ち着いていくでしょう。

13,12,11、10、さらに降りてきます。気持ちもゆったりとしていきます。

9、8,7、もう、ずいぶん降りてきました。

6,5,4、エレベーターが一階につくと、心はすっかりくつろぐでしょう。

3,2,1、いま一階に到着しました。とても気持ちが穏やかです。

エレベーターのドアが開き、あなたはエレベーターから降ります。

エレベーターから降りると、そこはホテルのロビーのような、清潔で広々とした空間です。

その場所はあなたのためだけの空間です。

そこにはあなたがくつろぐのにぴったりの椅子が置いてあります。

さあ、その椅子に座って、ゆったりとくつろぎましょう。

完全なくつろぎへと没入しましょう。

このあとしばらく沈黙し、催眠をより深めていきます。

階段を降りる

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こちらはエレベーターの代わりに、階段を使う方法です。

あなたの目の前に、下へと降りる10段の階段があります。

今から私のカウントともに、その階段を下りていきましょう。

その階段を下りれば降りるほど、気持ちが落ち着いていくでしょう。

では10段目から降りていきます。降りて~。

9段目、8段目、一歩一歩降りるごとに、深く心が安らいでいきます。

7段目、6段目、5段目、もう半分まで降りてきました。

4段目、3段目、最後まで降りるとすっかりリラックスできるでしょう。

2段目、1段目、いま最後の階段を下りました。あなたの目の前に椅子が用意されていますので、そこにゆったりと座りましょう。

とても心地が良いです。

しばらくその心地よさを味わいましょう。

前世療法の時などは、階段を下りた先にドアを用意することが多いです。

まとめ

カウントするだけでひとは催眠に入りやすくなります。

催眠状態をより深めたいときに、カウント法を使いましょう。

しゃべるスピードは基本的にゆっくりと。しかし被験者の被催眠性や被暗示性が高い場合は、スピーディーに行うことも可能。

文言の中に、「落ち着く」、「降りる」、「下へ」など、意識が低下するような暗喩をいれるといいでしょう。

催眠誘導ではカウントダウンが基本ですが、カウントアップでも一応できます。

文言は丸暗記より、アドリブで言えるようにしましょう。

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