度胸があればなんとかなる?ステージ催眠について・第7回『WEB催眠講座』

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今回はショー的な催眠術について語らせていただきます。

催眠術と催眠療法の目的の違い

ショー的な催眠術と、セラピーとしての催眠療法は目指しているものが違います。

そのため、催眠を行う対象者も変わってきます。

催眠術の場合

催眠術は面白可笑しくステージを盛り上げるものです。

そのため、被暗示性の高いお客さんだけを選んで催眠術を行います。

催眠感受性の高い被験者とは、暗示をすんなり受け入れてくれる人のことです。

催眠療法の場合

催眠療法は悩みの改善が目的で、被暗示性がそれほど高くないクライアントにも行います。

催眠術と催眠療法のどちらが優れているとかではなく、使う目的が違うだけだと認識してください。

ステージ催眠のやり方

ステージ催眠の場合、とにもかくにも催眠感受性(被暗示性)の高いお客さんを見つけるのが大事です。

催眠術師の腕の善し悪しは、すばやく催眠感受性の高いお客さんを見分けることと、ショーを盛り上げるための話術のうまさです。

ショー催眠の場合、催眠自体の技術はそれほど高くなくても度胸があれば結構いけます。

テレビの催眠術の裏側

テレビの収録でおこなう催眠術ショーの場合、事前に催眠にかかりやすい人(被暗示性の高い人)を選んでおきます。

そして、収録前に予備催眠を施しておきます。

予備催眠とは

予備催眠とは、難しい暗示にも被験者が反応するように、簡単な暗示から徐々に難しい暗示を段階的に入れていきます。

予備催眠の時は、何度も催眠に入れたり起こしたりして、条件付けを行います。

ステージ催眠開始時の被暗示性テスト

催眠術師は、まず観客全員に簡単な被暗示性テストを行うことが多いです。

この被暗示性テストの結果をもとに、誰に催眠をかけていくか決めていきます。

代表的な被暗示性テスト

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簡単にできて、被暗示性がある程度分かるテクニックを紹介します。

風船と辞書

被験者に目を閉じてもらい、両手を前に差し出してもらいます。

片方の手は上に向きに、もう片方は下向きにします。

準備ができたら誘導をはじめていきます。

(例)
あなたの右手に大きな風船が結びつけられているところを想像してください。
その風船はとても浮力が強く、あなたの右手をどんどん上へ上と持ち上げていきます。
手はますます軽くなって、すーい、すーいと上へ上がっていきます。

今度は左手に分厚くて重たい辞書がのっているところを想像してください。
その辞書はとても重たいので、手がどんどん下へと下がっていきます。
ズシン、ズシンと手が重たくなって、しびれるような感覚を感じながら下へ下へと降りていきます。

個人差はありますが、しばらく上記のような誘導文を繰り返していると左右の手が動き出します。

この左右の手の差が大きい人が一般的には被暗示性が高いとされているので、催眠術師はそういう人をチェックしておきます。

催眠を深化させる

被暗示性のテストが済んだら、テストで結果の良かった人をステージに残し、椅子に座らせます。

次に催眠術師が行うのは催眠を深化させることです。

深化は、いわゆる催眠深度(催眠の深さ)をより深くするものです。

ここでリラクセーションの暗示を使ったり、カウントダウン法筋弛緩法を使う場合もあります。

十分深化させたら、あとは面白い暗示を簡単なもの(筋肉硬直暗示など)から次々と行っていけば、ちょっとしたショー催眠になります。

ステージ催眠について管理人の独り言

私は催眠療法が専門なのでステージ催眠はやりません。

場を盛り上げる技術を磨くより、私は悩みを改善する技術を磨くのに時間を使いたいと思っているからです。

これはステージ催眠と催眠療法のどちらが優れているという話ではなく、個人的な好みの問題です。

催眠療法家のなかにはステージ催眠を否定する方もいますが、私は安全が考慮されているならあってもいいと思ってます。

ステージ催眠があるおかげで、一般の方たちが催眠療法にも興味を持ってくれるからです。

ただ、セラピーを受けに来られる方に、「操られたりしませんから大丈夫ですよ」と毎回お伝えしないといけませんけどね。

まとめ

ステージ催眠は被暗示性の高いお客さんを素早く見つけることが大切。

あとは、度胸でけっこう何とかなります。

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